Description
著者は大東亜戦争で南の海や島に駆り出された英霊たちの慰霊と鎮魂にオーストラリアとニュージランドを訪れました。
カウラでニューカレドニアで捕虜となった陸軍兵の。シドニーではシドニー湾に突入した特殊潜航艇に乗り組んだ海軍兵士の
オークランドでは南の島で命をなくしたゼロ戦の搭乗航空兵の御霊安かれと首をたれました。
どうしてこんな遠いところで若い命を落とさなければならなかったのか涙なくしては語れませんでした。
著者は大東亜戦争中化学者として東京府中の陸軍燃料研究所にてブタノール航空燃料の研究に携わり、
軍属としていわゆる兵役は免除されていた。
そのため戦華として散っていった多くの同世代の青年にたいし申し訳ないという気持ちが捨てきれなかったのである。
著者 和田野 基 昭和57年発行 中央公論事業出版
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