【書籍】【酢酸繊維】  【その製造と利用】人造羊毛からたばこフィルターへ 和田野 基 著  昭和28年 丸善出版社発行 絶版非売品

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説明

酢酸繊維は シックな服地 アセテート繊維として親しまれてきましたが、現在はタバコフィルターの原料として親しまれています。

人造羊毛の原料 酢酸繊維 アセテート繊維は 昭和30年代石油化学の時代になりその地位をアクリル繊維に譲ることとなったが、
この酢酸繊維はタバコフィルターの原料として現在も活躍している。

 

 

酢酸繊維の研究は日本が大東亜戦争前に豪州が日本への羊毛の輸出を禁止したために羊毛に代わる人造羊毛の素材として期待された。
酢酸繊維の原料である酢酸は日本に無尽蔵にある石灰石から作られることに着目し著者等が研究開発に携わった。
この人造羊毛は極寒の地満州における防寒衣料として役立たせるべく鴨緑江の支流である松花江の水力発電利用の製造拠点満州電気化学工業が新京郊外に設立されたが、この新鋭設備は終戦のどさくさに満州攻め込んだソ連軍に根こそぎソ連にもって行かれてしまったが、
現在は当時の満州人の社員が幹部として残された設備を使用して工場を運営している。

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